研修会の開催 〜H.28.12.9(金)〜
平成28年12月9日
研修会を開催しました。
テーマ
「脳卒中後遺症の自動車運転再開に向けた評価と支援の提案」
〜四国運転リハプロジェクトの取り組みの紹介〜
講演者
徳島県作業療法士会 会長 岩佐英志
本田技研工業株式会社安全運転普及本部 塚本末幸
のお二方をお呼びしてお話しして頂きました。
※以下、本田技研工業株式会社をHONDAと呼びます。
四国では、四国運転リハプロジェクトという
徳島・香川・愛媛・高知の4県が合同チームを組んで取り組まれているとのことでした。
それもHONDAが関与している。。。いや発起人として関わっているようでした。
そしてHONDAは場所と技術と知識を提供するだけで、あくまで主体はセラピストというスタイル
カッコイイ!!!!
でもなぜHONDAが????
HONDAには安全運転普及部があって、幼稚園児の交通安全教室から白バイの訓練、高齢者への講習会まで幅広く安全運転を普及する活動(交通安全に対する取り組み)をされているとのことです。
なぜ安全運転普及部があるのか????
それは車が普及した頃まで遡るとのことでした。
そしてその安全運転普及部が障害者の運転再開に目を向けたのです。
※今回は塚本さんにHONDAのこともたくさんお聞かせ頂いたので、HONDAのことをたくさん知りましたがどこまで話して良い内容か分からないので色々割愛します。
ただHONDAのことが好きになったし、もっと知りたいと思ったのは間違いないです。
話しは戻りまして、
四国運転リハプロジェクトでは
過剰に運転を制御せず、無制限に運転を許可しないための方法の確立
GO・STOP・REHAの判断と支援
という理念の元、取り組みがされているようです。
そこで2年間かけて生み出された評価方法が
停止車両での自動車運転の評価法です。
まさか停止車両で本当に評価できるの?
HONDAはできます。
とのことでした。
カッコイイ!!!!
今回は停止車両を用意することができなかったので、ある物を使って実技を通して教えて頂きました。
使ったのは、机、椅子、杖、メジャー、ストップウォッチ。
これだけです。
※具体的内容はどこまで話して良いのか分からないので割愛します。
が。。。驚愕でした。顎が落ちました。
そしてこれだったら明日からできるんじゃない?と思えるような内容でした。
しかも実際、車には乗るので、
これだったら対象者の方にも納得してもらいやすいかもしれません!!
今までにない視点と発想、そして思考のプロセスを学ぶことができました。
停止車両評価はおそらく今後、世に広く出てくると思います。
外部にこの話を持ち出したのは、今回が初めてとのことでしたので本当に貴重なお話を聞かせて頂けました。
また資料においてもギリギリラインの情報(いや、アウトなのかもしれませんが)を頂き、明日から評価できそうなくらいの内容が詰まっていました。
和歌山県を第一号として停止車両評価の発信する場として頂き、つながりを持つことができて嬉しかったです。
また本研修会に当たり様々な方から支援して頂いたことに大変感謝しております。
紀伊水道を越えて、今後もつながりを持って取り組みをご一緒させていただければと思います。
また今回の研修会では
OT・ST・PT合わせて、32名のご参加頂きました。
質疑応答においては、かなり盛んに質問が飛び交い、約1時間かけて先生方にお答え頂きました。
やはり、運転に関して興味・関心を持っている方は多く、悩んでいるんだなと思いました。
そして、本会を立ち上げ研修会を開催している意味があると改めて感じました。
が。。。
月に1度開催していた本会の研修会ですが今回をもって今年度の研修会は一旦終了します。
そして新たな取り組みを開始します。
!!パンフレット作成!!
第一回ミーティングは
12月19日(月) 19:30〜
琴の浦リハビリテーションセンター リハ室にて開催します。
もしご興味ある方おられましたら、気軽に連絡ください!!
アドレス:driving.sien.wakayama@gmail.com
本会はどんな職種の方でも参加可能です!!
セラピストだけに限定しているものでもありません!!
色々な方と協業して意見交換・情報交換しながら
障害者・高齢者の自動車運転支援について考えることができればと思います。
運転すんの会せんの会
鍵野 将平
アドレス:driving.sien.wakayama@gmail.com