2019.8.3 研修会開催!!


2019.8.3 研修会を開催しました。

テーマは

「 作業療法士が関わる自動車運転再開支援のシームレスな関わり

          〜急性期から生活期まで〜        」

 

急性期〜回復期で紀和病院の 大隈くん

回復期〜外来リハで貴志川リハの 橋本くん

 

そして地域での運転リハはスペシャルゲストとして

リハラボ訪問看護リハビリステーション町田の 永島 匡 さん

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以上3名にご講演いただきました。

 

和歌山県の現状として医療保険下の病院では、少しずつ取り組みが始まっております。

 

しかし、今後は入院期間の短縮や外来リハの制限によって医療保険で受けられる

リハビリ(運転支援)の期間は少なくなっていきます。

 

そんな中、介護保険領域での運転支援が今後必ず必要となってきます。

 

そこで今回、東京から介護保険診療と自費診療を組み合わせた運転支援のシステムを作り出した永島さんに来ていただきました。

 

運転支援システムは以下三つのプランで構成される予定となっています!

脳卒中後支援プラン」

「高齢者支援プラン」

「外出支援プラン」

 

 

どれも今必要とされるものだと思います。

詳しく知りたい方はこちらの論文からどうぞ。

※永島さんが執筆した実践報告です。

kenkyuukai.m3.com

 

 

特に印象的だったのは、自動車運転再開に向けての支援のみならず、

運転できなくてもどうやって外出するかまで考えた支援についてでした。

 

自動車を運転するのは、あくまで手段であって何か目的があるはずです。

その目的を達成できるなら運転しなくてもできなくても良くないですか?

※もちろん運転することが目的の方もおられるとは思います。

 

それを作業科学と結びつけた面接技法をワークショップで伝授して頂きまいた。

 


5人一組となり、一人をクライエントと設定して

「 運転できなくなったら、どうする? 」をみんなで検討しました。

 

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家族の協力、自転車に乗る、新たな役割を獲得する、実家に帰る 

などなどそれぞれが多様に

運転ができなくなった後の生活構築が考えられました。

 

今回の研修会では、

運転という「作業」を改めて見つめ直すことができたと思います。

 

研修会後は、懇親会も開催され大変盛り上がりました。

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永島さんの生歌を聞くこともできました!!!

 

 

翌日には和歌山を満喫して頂くために、僕のおすすめスポット

「加太」にも招待してランチをご一緒しました。

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永島様、遠方より本当にありがとうございました。

またご参加いただいた皆様、是非とも和歌山の運転支援の輪を広げていきましょう!

 

 

では!!

 

鍵野